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〔NY金〕反落=米雇用統計や米中対立緩和への期待で(8日)

2020年5月8日

 【ニューヨーク時事】週末8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米雇用統計の悪化が市場予想を下回ったことや、米中両国間の緊張緩和への期待感を背景に反落した。中心限月6月物の清算値は前日比11.90ドル(0.69%)安の1オンス=1713.90ドル。  米労働省が朝方発表した4月の雇用統計(季節調整済み)によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、失業率は14.7%と前月の4.4%から急上昇。戦後最悪となったが、悪化の程度は予想を下回った。  また、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と劉鶴中国副首相が米東部時間7日、新型コロナの世界経済への影響や、第1段階の貿易合意について電話で協議。新型コロナをめぐって対立している両国だが、貿易合意の実現に向けた協力では一致しており、緊張緩和への期待が高まった。  これを受け、安全資産の金は売り圧力にさらされ、金相場は引けにかけて軟調に推移した。  金塊現物相場は午後3時現在、11.775ドル安の1705.120ドル。

[時事通信社]
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