〔NY金〕反発(2日)
2020年7月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、雇用統計の発表後に下落したものの、安値拾いの買いなどが入り、反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比10.10ドル(0.57%)高の1オンス=1790.00ドル。
米労働省が発表した6月の雇用統計は失業率が2カ月連続で改善した。非農業部門就業者数は前月比480万人増と、市場予想を上回った。これを受けて、雇用の回復ペースへの期待が広がり投資家のリスク回避姿勢が後退。安全資産としての金は売りが先行した。対ユーロでのドル高もドル建てで取引される金塊の圧迫材料となった。
ただ、この日の安値を付けた後は、先高感からの安値拾いの買い戻しやチャート絡みの買いが入り、午後にかけてプラス圏に浮上した。
金塊現物相場は午後1時42分現在、9.640ドル高の1777.885ドル。
[時事通信社]
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