〔NY金〕小幅続伸=7日連続で史上最高値更新(3日)
2020年8月3日
【ニューヨーク時事】週明け3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、世界的な景気回復が遅れるとの懸念が根強く、小幅に続伸した。12月物の清算値(終値に相当)は前週末比0.40ドル(0.02%)高の1オンス=1986.30ドルと、中心限月としては7営業日連続で史上最高値を塗り替えた。
先週発表された4~6月期の米実質GDP(国内総生産)速報値は統計開始以来最大の下落率を記録。米国などで新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、世界景気の先行きに懸念がくすぶっており、金はこの日も引き続き安全資産として買われた。
ただ、外国為替市場ではドル買い・ユーロ売りが優勢となり、ドル建てで取引される金に割高感が生じたほか、欧米の主要株価が全面高となったことから、金の上値は抑えられた。
金塊現物相場は午後1時30分現在、1.350ドル高の1971.760ドル。
[時事通信社]
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