〔NY金〕下落(2日)
2020年9月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高などを背景に売られ、下落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比34.20ドル(1.73%)安の1オンス=1944.70ドル。
外国為替市場では、対ユーロでドル高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品の割高感につながり、金が売られた。また、米サプライ管理協会(ISM)が前日に発表した8月の製造業景況指数を受けて、投資家の過度のリスク回避姿勢が後退し、安全資産としての金は売られた。
米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が朝方発表した8月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比42万8000人増と、市場予想(95万人増)を大幅に下回った。これを受けて、金が買われる場面もあったが、一時的だった。
金塊現物相場は午後1時35分現在、34.760ドル安の1937.960ドル。
[時事通信社]
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