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〔NY金〕反発=約2週間ぶり高値(1日)

2020年10月1日

 【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米追加経済対策の実現が見通せない中、安全資産としての需要が高まり反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比20.80ドル(1.10%)高の1オンス=1916.30ドルと、9月18日以来約2週間ぶりの高水準となった。  米メディアによると、民主党のペロシ下院議長とムニューシン財務長官はこの日も、新型コロナウイルス危機対応の救済策に関する協議を継続。双方が提案する財政出動の規模は縮まっているとされるが、米大統領選に伴う議会休会入り前の合意には依然不透明感が漂っている。  こうした中、金塊相場は未明ごろからジリ高で推移。朝方発表の米経済指標では、週間新規失業保険申請の高止まりや製造業景況感の悪化が示されたほか、外国為替市場でドルがユーロに対して弱含んだことも金塊への資金流入を後押しし、相場は一時1917.90ドルの高値を付けた。また、翌2日に発表される米雇用統計への警戒感も追い風となったもよう。  金塊現物相場は午後1時半現在、17.395ドル高の1910.360ドル。

[時事通信社]
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