〔NY金〕4日ぶり反落(4日)
2020年11月4日
【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米大統領選挙の結果待ちで方向感のない商いとなる中、利益確定売りの台頭で4営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比14.20ドル(%)安の1オンス=1896.20ドル。
米大統領選の開票速報が伝わり始めた3日夜、外国為替市場ではいったんドルが対ユーロで売られた後、反転上昇。その後は情勢の拮抗(きっこう)が明らかになるにつれ、3日夕の水準近辺でもみ合いとなったため、ドル建てで取引される金塊も4日朝には横ばい圏に値を戻した。
一方、朝方発表された一部の米経済指標が低調だったことは金塊の支援材料。米民間雇用サービス会社ADPがまとめた10月の民間就業者数は伸びが鈍化したほか、米サプライ管理協会(ISM)の10月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)も5カ月ぶりの低水準となった。
しかし、米株式相場が大幅高で推移する中、安全資産とされる金塊は次第に利食い売りに押される展開となり、昼ごろからはマイナス圏に沈んだ。
金塊現物相場は午後1時31分現在、12.700ドル安の1896.845ドル。
[時事通信社]
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