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〔NY金〕反発(5日)

2020年11月5日

 【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和的な金融政策が長期化するとの見方が広がる中、反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比50.60ドル(2.67%)高の1オンス=1946.80ドル。  新型コロナウイルスの新規感染者数が急増する中、FRBが緩和的な政策を当面続けるとの観測が根強く、金利を生まない資産である金に買いが集まった。さらに、外国為替市場では、対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じ、金が買われた面もあった。  また、米大統領選では、民主党のバイデン前副大統領候補が勝利に近づいているものの、共和党のトランプ米大統領は不正を理由にミシガン州などでの集計作業を止めるよう求めたほか、法廷闘争も辞さない構え。大統領選の最終的な決着に時間がかかるとの懸念から安全資産として買われた面もあったもようだ。  金塊現物相場は午後1時40分現在、50.600ドル高の1947.445ドル。

[時事通信社]
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