〔NY金〕小幅続伸=週間では3.8%高(6日)
2020年11月6日
【ニューヨーク時事】週末6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感などを背景に小幅続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比4.90ドル(0.25%)高の1オンス=1951.70ドル。週間では71.80ドル(3.82%)高となった。
開票作業が続く米大統領選をめぐり、金融市場は、民主党のバイデン前副大統領の勝利を織り込む動きとなり、ドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金塊に割安感が生じ、買いが先行した。金相場は一時1961.80ドルまで上昇。その後、利益確定の売りに押され前日比マイナス圏に沈む場面もあったが、安値拾いが入り素早く切り返した。
新型コロナウイルス感染の再拡大による先行き警戒感から、リスク回避的な金需要も根強かった。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、5日の米国の新型コロナ新規感染者は12万1888人と、1日当たりの過去最多を更新した。
金塊現物相場は午後1時37分現在、4.855ドル高の1952.300ドル。
[時事通信社]
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