〔NY金〕小幅続伸(2日)
2020年12月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル安を背景とした買いに支えられ、小幅続伸した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比11.30ドル(0.62%)高の1オンス=1830.20ドル。
外国為替市場では、ドル安・ユーロ高基調が継続。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感からの買いが入り、相場はほぼ終日、プラス圏で推移した。
英政府は2日、医薬品・医療製品規制庁(MHRA)が、米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表。コロナワクチンの承認は先進国で初めてで、英国では来週にも接種を開始する。ワクチン早期実用化の動きを受けて投資家のリスク選好度が上昇する中、「安全資産」としての金需要は下押しされ、朝方は売られる場面もあった。
金塊現物相場は午後1時31分現在、12.650ドル高の1827.895ドル。
[時事通信社]
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