〔NY金〕4日続伸=2カ月ぶり高値(4日)
2021年1月4日
【ニューヨーク時事】年明け4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感を受けて買いが膨らみ、4営業日続伸した。2月物の清算値(終値に相当)は、前営業日の12月31日比51.50ドル(2.72%)高の1オンス=1946.60ドルと、中心限月の清算値としては昨年11月6日以来約2カ月ぶりの高値となった。
外国為替市場では、ドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が強まり、金買いが殺到。相場は一時1948.70ドルまで上昇。同水準を付けたあとも、利益確定の売りは限定的で、高値圏を維持した。
米金融緩和の長期化観測に加えて新型コロナウイルス感染拡大に対応する9000億ドル規模の米追加経済対策が成立。一段のドル安観測が浮上していることも支援材料。また、翌5日に行われる米上院多数派を決する南部ジョージア州での2議席をめぐる決選投票が波乱要因として警戒されており、安全資産としての金買いも相場を支えたもようだ。
金塊現物相場は午後1時35分現在、49.400ドル高の1941.595ドル。
[時事通信社]
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