〔NY金〕5日続伸=3カ月半ぶり高値(5日)
2021年1月5日
【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感を受けた買いなどに支えられ、5営業日続伸した。2月物の清算値(終値に相当)は、前日比7.80ドル(0.40%)高の1オンス=1954.40ドルと、中心限月ベースで昨年9月18日以来約3カ月半ぶりの高値となった。
外国為替市場では、ドル安・ユーロ高基調が継続。ドル建てで取引される金塊などの商品の割安感が買いにつながった。高値圏では利益確定の売りに押され、相場はマイナス圏に沈む場面もあったが、安値拾いの買いが入り、素早く切り返した。
この日は、米上院の主導権獲得を懸けたジョージア州決算投票の結果をめぐり、先行き不透明感が台頭。世界的な新型コロナウイルス感染再拡大に対する警戒感も強まっている。目先のリスク回避を目的とした金需要も根強かった。
金塊現物相場は午後1時36分現在、8.750ドル高の1950.345ドル。
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース