〔NY金〕6日ぶり反発(2日)
2021年3月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安値拾いの買いが入り、6営業日ぶりに反発した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比10.60ドル(0.62%)高の1オンス=1733.60ドル。
前日の金塊相場の清算値が中心限月ベースで9カ月ぶりの安値水準となったことで、売られ過ぎとの見方から安値拾いの買いが入った。米長期金利の一服を眺め、金利を生まない資産である金への売り圧力が後退した面もあった。対ユーロでのドル安もドル建てで取引される金塊などの商品の割安感につながり、金相場を支えた。
ただ、米長期金利が依然として高い水準にとどまっていることに対して市場参加者の警戒感は根強く、金の上値は重かった。米追加経済対策が間もなく成立する見通しとなる中で、早期の景気回復期待が高まっていることも金の圧迫要因。
金塊現物相場は午後1時34分現在、1オンス=1738.035ドル。
[時事通信社]
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