〔NY金〕続伸(1日)
2021年4月1日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利やドル上昇の巻き戻しが進む中、続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比12.80ドル(0.75%)高の1オンス=1728.40ドル。
バイデン米大統領は前日夕方、インフラや気候変動対策を軸とした2兆ドル規模の成長戦略を正式に発表した。新たな大型財政出動の詳細が明らかになったことを受け、この日は米長期金利の指標である10年物国債の利回りが1.7%割れの水準に低下。また、外国為替市場でもドルが軟調に推移したため、割安感の生じた金塊はインフレヘッジとしての側面からも買いを集め、朝方からジリ高となった。
朝方発表された米週間新規失業保険申請が2週ぶりに悪化し、市場予想より多かったことも支援材料。ただ、米サプライ管理協会(ISM)がまとめた3月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は約37年ぶりの高水準となり、安全資産とされる金塊相場は午後に入ってやや伸び悩んだ。
金塊現物相場は午後1時31分現在、1オンス=1727.945ドル。
[時事通信社]
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