〔NY金〕ほぼ横ばい(5日)
2021年4月5日
【ニューヨーク時事】連休明け5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル下落に伴う割安感からの買いを米株高の進行を受けた売りが相殺し、ほぼ横ばいとなった。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前営業日(1日)比0.40ドル(0.02%)高の1オンス=1728.80ドル。
前週末2日に発表された米雇用統計が予想以上に堅調な結果となったことを受け、イースター(復活祭)連休明けのこの日はリスク選好ムードが拡大。安全資産とされる金塊に下押し圧力がかかり、相場は朝方にかけて小安い水準で推移した。
しかし、主要な米株価指数が相次ぎ史上最高値を更新して寄り付くと、外国為替市場では調整のドル売りが台頭。これがドル建てで取引される金塊の割安感につながり、相場はプラス圏に切り返した。ただ、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した3月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)が過去最高水準となり、午後も株高が進行する中で、金塊は徐々に上げ幅を縮小した。
金塊現物相場は午後1時35分現在、1オンス=1727.639ドル。
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース