〔NY金〕3日続伸(2日)
2021年7月2日
【ニューヨーク時事】週末2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の低下を支えに3日続伸した。米雇用統計を受けて売り買いが交錯する場面があったものの、午後にかけては米独立記念日の3連休を前に小幅な値動きとなった。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比6.50ドル(0.37%)高の1オンス=1783.30ドル。週間では5.50ドル(0.31%)高。
この日発表された6月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比85万人増と、2カ月連続で改善し、市場予想を上回った。一方、失業率は5.9%と0.1ポイント悪化した。発表を受けて、金塊はこの日の安値の1774.40ドルと高値の1795.90ドルのレンジで上下。ただ、売り買いが一巡すると、長期金利の低下が金利を生まない資産である金の相場の支えとなり、1783ドル近辺で落ち着いた値動きとなった。
[時事通信社]
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