〔NY金〕ほぼ変わらず(4日)
2021年8月4日
【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ほぼ変わらずとなった。予想を下回った米雇用指標を受けて急伸したが、その後の米連邦準備制度理事会(FRB)高官発言を受けて売られ、値を削った。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比0.40ドル(0.02%)高の1オンス=1814.50ドル。
米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した7月の非農業部門の就業者数は前月比33万人増と、市場予想を大きく下回った。これを受けてドルが対ユーロで下落。ドル建て商品として割安感の増した金塊は、一時1835.90ドルまで買い進まれた。しかし、クラリダFRB副議長が「年内に(量的緩和)縮小(開始の)発表を行うことを支持する」と発言すると、緩和縮小の前倒し観測が強まり、長期金利が上昇。為替相場がドル高・ユーロ安の流れに転じ、金は売られる展開となった。
[時事通信社]
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