〔NY金〕小反落、1816.00ドル(1日)
2021年9月1日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、強弱まちまちの米経済指標を受けて売り買いが交錯し、小反落となった。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比2.10ドル(0.12%)安の1オンス=1816.00ドル。
米民間サービス会社ADPが発表した8月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)が前月比37万4000人増と、市場予想を大きく下回った。これを受けて、外国為替市場では対ユーロでドルが下落。ドル建てで取引される金塊などの商品の割安感につながり、金は買われた。ただ、その後米サプライ管理協会(ISM)が発表した8月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が好調な結果となったことで金は値を消し、結局小幅安となった。
週末3日の米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも広がり、積極的な商いが手控えられた面もあった。(了)
[時事通信社]
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