〔NY金〕反発、1833.70ドル=1カ月ぶり高値(3日)
2021年9月3日
【【ニューヨーク時事】週末3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は3日ぶりに反発した。米雇用回復ペースの鈍化を受けてドル安が進行し、金の買いが活発化した。12月物の清算値(終値に相当)は前日比22.20ドル(1.23%)高の1オンス=1833.70ドルと、中心限月ベースで7月29日以来約1カ月ぶりの高値となった。週間では14.20ドル(0.78%)上昇。
労働省が発表した8月の雇用統計は米失業率が5.2%に改善。一方、非農業部門の就業者数は前月比23万5000人増と伸びが縮小し、市場予想の72万8000人増を大きく下回った。発表を受けて早期の金融緩和縮小への警戒感が和らぎ、対ユーロでドル安が進行。ドル建ての商品として割安感が増した金の買いが膨らんだ。
[時事通信社]
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