〔NY金〕続落、1763.90ドル(3日)
2021年11月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、市場予想を上回る米雇用関連指標の発表を受けて、続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比25.50ドル(1.43%)安の1オンス=1763.90ドル。
米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した10月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数(季節調節済み)は、57万1000人増となり、市場予想(40万人増=ロイター通信調べ)を上回った。これを受けて、週末5日発表の米雇用統計が堅調な内容になるのではないかとの見方が台頭し、安全資産としての金に売り圧力がかかった。
ただ、売り一巡後は午後の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控えて様子見ムードが広がり、小幅な値動きとなった。
FOMC声明発表後は幾分下げ幅を縮小し、午後2時30分現在は1766.20ドルで推移した。
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース