〔NY金〕反発、1784.30ドル(1日)
2021年12月1日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル安や新型コロナウイルス変異株への警戒感を背景に、反発した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比7.80ドル(0.44%)高の1オンス=1784.30ドル。
この日午前の外国為替市場ではドルが対ユーロで軟調に推移。ドル建て商品である金塊の割安感につながり、買い進まれた。感染が拡大する新型コロナの変異株「オミクロン株」に対するワクチンの有効性をめぐる不透明感などから金融市場が動揺する中、安全資産としての需要も金相場を支えた。
前日の金相場はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派的発言を受けて大きく下げており、市場は今後の米金融政策の行方を見極めようと、3日に発表される11月の雇用統計に関心を寄せている。
[時事通信社]
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