〔NY金〕反落、1762.70ドル=1カ月半ぶり安値水準(2日)
2021年12月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米利上げ前倒し観測を背景に、反落した。2月物の清算値(終値に相当)は前日比21.60ドル(1.21%)安の1オンス=1762.70ドル。中心限月としては10月12日以来約1カ月半ぶりの安値水準となった。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派的発言をきっかけに金融政策の早期正常化観測が高まっている。労働省がこの日朝方発表した11月27日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が22万2000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の24万件に比べ堅調な結果となったことも、そうした見方を裏付けた。
失業保険申請件数の発表後に外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建て商品としての割高感が金塊の売りに拍車を掛けた。
[時事通信社]
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