〔NY金〕反発、1783.90ドル(3日)
2021年12月3日
【ニューヨーク時事】週末3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の低下やドル安を背景に、反発した。2月物の清算値(終値に相当)は前日比21.20ドル(1.20%)高の1オンス=1783.90ドル。中心限月ベースでは週間で1.60ドル(0.09%)下落した。
この日の債券市場では米長期金利が低下。金利を生まない資産である金の買いが優勢となった。ドルの下落もドル建て資産である金の割安感を強めた。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染例が世界各国で確認され、その影響に金融市場が神経をとがらせる中、安全資産としての金塊の需要は根強い。
米労働省が朝方発表した11月の雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月比21万人増と、前月から大きく鈍化した。市場予想(55万人増=ロイター通信調べ)に比べ弱い数字となったが、失業率の改善など堅調な側面も見られ、相場への影響は限定的だった。
[時事通信社]
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