〔NY金〕3日続伸、1810.30ドル(2日)
2022年2月2日
【ニューヨーク時事】2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の低下やドル安を背景に、3営業日続伸した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比8.80ドル(0.49%)高の1オンス=1810.30ドル。
米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した1月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)は、前月比30万1000人減と、市場予想(ロイター通信調べ)の20万7000人増を下回った。これを受けて、雇用の回復ペースに警戒感が広がり、米長期金利が低下。外国為替市場では対ユーロでドルが軟化した。金利を生まず、ドル建てで取引される金塊の割安感につながり、買いが優勢となった。
また、この日は米国防総省がウクライナ情勢の緊迫化を受け、数日中に米兵約2000人をポーランドとドイツに増派すると発表。これをきっかけに安全資産とされる金の需要がさらに高まったことも相場の支援材料となった。
[時事通信社]
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