〔NY金〕反発、1807.80ドル(4日)
2022年2月4日
【ニューヨーク時事】週末4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、インフレヘッジの買いが支えとなり、反発した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比3.70ドル(0.21%)高の1オンス=1807.80ドル。
米労働省が朝方発表した1月の雇用統計によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比46万7000人増となった。市場予想(ロイター通信調べ)の15万人増を大きく上回り、米労働市場の堅調ぶりが鮮明となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに動きやすくなるとの見方から、米長期金利が上昇し、外国為替市場では対ユーロでドルが買われた。これを受けて金利を生まないドル建て商品である金塊に割高感が生じ、相場は一時1792ドル台まで下落した。
ただ、インフレ高止まりへの根強い懸念から、インフレヘッジ手段として金が買われ、後半はプラス圏に浮上した。
[時事通信社]
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