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〔NY金〕反落(2日)

2022年3月2日

 【ニューヨーク時事】週末2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル高・ユーロ安に伴う割高感から売られ、反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比8.70ドル(0.45%)安の1オンス=1907.60ドル。  外国為替市場ではドルが対ユーロで上伸し、これに伴う割高感から金に売り圧力がかかった。ただ、トランプ米大統領は2日未明、自身とメラニア夫人が新型コロナウイルスの感染検査で陽性だったとツイッターで表明。投資家のリスク回避姿勢が強まり、米株相場が軟調に推移する中、金は安全資産として買われる面もあり、下げ幅は限定的だった。  米労働省が朝方に発表した9月の雇用統計(季節調整済み)は、失業率が7.9%と前月から0.5ポイント低下。半面、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は66万1000人増と伸びが縮小し、市場予想(ロイター通信調べ)の85万人増を下回ったが、金相場への影響は限定的だった。  金塊現物相場は午後1時半現在、7.560ドル安の1902.800ドル。

[時事通信社]
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