〔NY金〕反発、1935.90ドル(3日)
2022年3月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、反発した。4月物の清算値(終値に相当)は前日比13.60ドル(0.71%)高の1オンス=1935.90ドル。
ロシア軍のウクライナ本格侵攻開始から1週間がたち、死者数の増加が顕著になっている。ウクライナ非常事態庁は2日、「民間人2000人以上が死亡した」と明らかにする一方、ロシア国防省はロシア側の死者数について498人と発表した。3日には双方の代表団による停戦交渉がベラルーシ西部で再開されたが、歩み寄りは困難で、戦況の泥沼化への懸念が高まっている。ウクライナ情勢が一段と緊迫する中、安全資産とされる金塊の買いが優勢となった。
[時事通信社]
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