〔NY金〕小反落、1868.80ドル=FOMC結果発表後プラス圏に浮上(4日)
2022年5月4日
【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合の結果が注目される中、小反落となった。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比1.80ドル(0.10%)安の1オンス=1868.80ドル。
米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を控え動意に乏しく、前日清算値近辺で10ドル余りの狭いレンジで推移した。会合ではインフレ抑制ため0.5%の大幅利上げと量的緩和で膨らんだ総資産圧縮開始の決定が見込まれ、FRBがタカ派トーンをどの程度強めるかどうかが焦点となっていた。
金塊はインフレヘッジとして資金の受け皿とされる一方、金利上昇局面では金利を生まない金の保有は機会損失になるとの見方があり、神経質な商いとなった。
この日の清算値確定後の取引では、FOMCの声明発表を受けて売り買いが交錯。外国為替市場でドルが対ユーロで下落すると、ドル建て商品の割安感のほか、インフレヘッジの金需要をめぐる思惑から、金相場は10ドル余り上昇した。(了)
[時事通信社]
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