〔NY金〕反発、1875.70ドル(5日)
2022年5月5日
【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は反発し、中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比6.90ドル(0.37%)高の1オンス=1875.70ドルとなった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後には米金利低下とドル下落を背景に買いが先行したものの、5日は流れが反転したことから、上げ幅を大きく縮小した。
米連邦準備制度理事会(FRB)は前日、物価高の定着を防ぐため、0.5%と約22年ぶりの大幅利上げを決定した。記者会見したパウエル議長は、6月以降にさらに大きな0.75%の利上げに踏み切る可能性を事実上否定。これを受け、米金利は大きく低下し、外国為替市場ではドル売りが活発となり、金塊相場は前日の清算値確定後の取引で買いが優勢となった。
金塊相場は5日朝にかけてはおおむね1900ドル台で堅調に推移した。しかし、米金利が再び速いペースで上昇し、ドルもユーロなど主要通貨に対して大きく買い戻される展開になると、金塊は割高感などに押されて値を削った。
[時事通信社]
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