〔NY金〕小幅続伸、1882.80ドル=週間では1.5%安(6日)
2022年5月6日
【ニューヨーク時事】週末6日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル軟化に伴う割安感に支えられ、小幅続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比7.10ドル(0.38%)高の1オンス=1882.80ドルだった。一方、週間では28.90ドル(1.51%)安。マイナスでの越週は3週連続となった。
外国為替市場では、ドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じ、買いが入りやすかった。相場は一時1894.00ドルまで上昇した。
ただ、買い一巡後は一部利益確定の売りが出て上げ幅を縮小。米労働省が朝方発表した4月の米雇用統計が堅調な内容となったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締め姿勢をさらに強めるとの警戒感が一部で再燃。長期金利の上昇基調も金利を生まない資産である金塊を圧迫し、相場の上値は抑えられた。
[時事通信社]
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