〔NY金〕小反発、1848.70ドル(1日)
2022年6月1日
【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、インフレヘッジ手段である金塊の需要が高まり、小反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比0.30ドル(0.02%)高の1オンス=1848.70ドルだった。
欧州連合(EU)が5月30日にロシア産石油の輸入禁止で合意したことを受け、供給逼迫(ひっぱく)観測から原油相場が上昇。高インフレが長期化し、景気が減速するとの懸念が根強い。このため、インフレヘッジの手段としてのほか、安全資産としての側面から金が買われやすかった。
一方、1日は米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した米製造業購買担当者景況指数(PMI)が予想外に堅調で、米長期金利とドルが上昇。これが利回りを生まず、ドル建て商品である金塊の割高感を強め、相場の上値は抑えられた。
[時事通信社]
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