〔NY金〕5日続落、1801.50ドル(1日)
2022年7月1日
【ニューヨーク時事】週末1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高などを背景に、5営業日続落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比5.80ドル(0.32%)安の1オンス=1801.50ドルだった。週間では28.80ドル(1.57%)下落した。
この日の外国為替市場では対ユーロでドルが上昇。ドル建て商品である金塊の割高感が強まり、金の売りが出やすかった。また、世界第2位の金消費国であるインドが、金の需要抑制のために輸入関税を7.5%から12.5%へ引き上げたと発表したことも弱材料となった。
一方、米サプライ管理協会(ISM)が発表した6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は53.0となり、市場予想の54.9を下回った。これを受け景気後退への懸念から、安全資産としての金が買い戻された。また、7月4日の米独立記念日に伴う連休を控えているため、積極的な商いは控えられた。
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース