〔NY金〕6日続落、1763.90ドル(5日)
2022年7月5日
【ニューヨーク時事】連休明け5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高などを背景に、6営業日続落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比37.60ドル(2.09%)安の1オンス=1763.90ドルだった。
S&Pがこの日に発表した6月のユーロ圏製造業購買担当社景況指数(PMI)確報値は、総合で1年4カ月ぶりの水準に低下。これを受けて、対ユーロでドルが上昇し、ドル建て商品である金の割高感から、売りが膨らんだ。
世界的な景気後退への懸念が高まっているいるものの、高インフレを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)は今月下旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で、前月同様に0.75%の大幅利上げに踏み切るとの見方が優勢。急激な利上げが市場に及ぼす影響を見極めるため、今後発表される4~6月期の企業決算や経済指標に注目が集まっている。(了)
[時事通信社]
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