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〔NY金〕反発、1806.90ドル=1カ月ぶり高値(4日)

2022年8月4日

 【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米中対立への警戒感や対ユーロでのドル下落に伴う割安感などを背景に反発した。12月物の清算値(終値に相当)は前日比30.50ドル(1.72%)高の1オンス=1806.90ドルと、中心限月ベースで7月初旬以来約1カ月ぶりの高値となった。清算値ベースでの心理的な節目である1800ドル回復も約1カ月ぶり。ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国の習近平政権は4日、予告通り台湾付近で軍事演習を開始した。米中関係の悪化へのリスク警戒感から「安全資産」としての金の買いが先行。米雇用統計の発表を翌5日に控え、関連指標が低調だったことも支援要因となったもよう。相場は1800ドル台乗せの後、いったん1790ドル近辺に下落したものの、押し目から旺盛な買いが続き、清算値確定に向け一段高となった。  外国為替市場では米長期金利の低下を眺めてドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金の割高感が和らいだため買いが後押しされた。

[時事通信社]
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