〔NY金〕6日ぶり反発、1722.60ドル(2日)
2022年9月2日
【ニューヨーク時事】週末2日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は米雇用統計を受けたドル安を背景に、6営業日ぶり反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比13.30ドル(0.78%)高の1オンス=1722.60ドルだった。週間ベースでは27.20ドル(1.55%)の下落。
この日の朝方に米労働省が発表した8月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比31万5000人増となった。予想はやや上回ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)に一段の積極的な利上げを迫るほどではないとの見方が広がり、対ユーロでドルが下落。ドル建て商品である金の割安感から買いが入りやすかった。
一方、パウエルFRB議長らFRB高官はインフレ抑制を重視する姿勢を堅持しており、上値も限定的だった。5日のレーバーデー(労働者の日)に伴う連休を控えてあり、活発な取引は手控えられた。
[時事通信社]
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