〔NY金〕4日ぶり反落、1720.80ドル(5日)
2022年10月5日
【ニューヨーク時事】5日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル高に伴う割高感や米長期金利の上昇を受けて売りが優勢となり、4営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比9.70ドル(0.56%)安の1オンス=1720.80ドル。
金相場は前日、ドル安に伴う割安感を追い風に約3週間ぶりの高値を更新。この日はドルが対ユーロで上昇反転したため割高感を受けた売りや利益確定の売りが出やすかった。
米長期金利が上昇したことも、利回りのない資産保有に伴う機会費用を嫌気した金の売りにつながった。米雇用統計の発表を7日に控え、米民間雇用サービス会社ADPが午前に公表した9月の全米雇用報告は、市場予想を上回る堅調な内容。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が急速な利上げペースを鈍化させるとの見方が後退したことも、相場の上値を抑えた。(了)
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース