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〔NY金〕4日ぶり反発、1649.70ドル(1日)

2022年11月1日

 【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、安値拾いの買いなどが入り、4営業日ぶりに反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比9.00ドル(0.55%)高の1オンス=1649.70ドル。  前日まで3日続落した反動で買いが先行したほか、月初要因で持ち高調整の動きも見られた。米株式相場が下落する局面で安全資産としての金が買われた面もあった。また、中国が新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するための「ゼロコロナ」政策を緩和するとのうわさがあり、同国景気先行きに対する過度の警戒感が後退。金の需要が高まるとの期待感につながった。  一方、米労働省が1日発表した9月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業門の求人数は、前月比43万7000件増の1071万7000件と、市場予想(ロイター通信調べ)の1000万件を上回った。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が今後も積極的な利上げペースを維持するとの見方が改めて広がり、ドルが上伸に転じた。ドル建てで取引される商品の割高感が生じ、金は上値を削った。  産金業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、2022年7~9月期の世界の中央銀行各行の金塊購入量は399トンとなり、2000年以降の四半期としては過去最大となった。(了)

[時事通信社]
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