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　【ニューヨーク時事】１日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、ドルの軟調地合いを手掛かりとした買いが入り、３営業日続伸した。中心限月４月物の清算値（終値に相当）は前日比８．７０ドル（０．４７％）高の１オンス＝１８４５．４０ドル。 　中国国家統計局が１日発表した２月の製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）は５２．６と、前月から大幅上昇。景気の拡大・縮小を判断する節目の５０を２カ月連続で上回った。これを受け、世界的なリセッション（景気後退）懸念が和らぎ、外国為替市場では基軸通貨のドルが軟化。ドル建てで取引される金に割安感が生じたほか、金の主要消費国である中国からの現物需要が高まるとの思惑も加わり、相場は堅調に推移した。 　ただ、米サプライ管理協会（ＩＳＭ）が午前に発表した２月の米製造業ＰＭＩは市場予想に比べて低調な内容。また米金利先高観も根強いことから、利回りを生まない資産である金の上値は重かった。（了）

［時事通信社］