〔NY金〕反発、1980.80ドル(18日)
2023年7月18日
【ニューヨーク時事】18日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、弱めの米経済指標の発表を受けて利上げ長期化に対する警戒感が和らぎ、反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比24.40ドル(1.25%)高の1オンス=1980.80ドル。
朝方発表された米経済指標はさえない内容。6月の小売売上高が前月比0.2%増と、市場予想の0.5%増を下回ったほか、鉱工業生産指数は0.5%低下し、2カ月連続のマイナスとなった。
これらの統計結果を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが今月で打ち止めになるとの見方が拡大。金相場は米金利やドル指数の低下を追い風に上伸し、一時1988ドル付近で取引された。
ただ、その後はドルを買い戻す動きが台頭し、ドル建てで取引される金の割安感が薄れたため、相場は上げ幅の一部を縮小。米景気や金融政策の動向を巡る不透明感は依然として強く、2000ドルの大台を前に頭の重い展開となった。(了)
[時事通信社]
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