〔NY金〕横ばい、1980.80ドル(19日)
2023年7月19日
【ニューヨーク時事】19日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、新規の手掛かり材料難から動意に乏しく、横ばいとなった。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比変わらずの1オンス=1980.80ドル。
最近発表された一連の米経済指標では、労働市場の減速やインフレ圧力、消費活動の鈍化が示され、米連邦準備制度理事会(FRB)が25、26両日に開く金融会合で利上げ局面を終了するとの見方が市場で支配的。米長期金利の先高観後退を背景に利子の付かない資産である金の投資妙味が強まるとの期待が広がっている。ただ、この日は新規の材料不足の中、持ち高調整の商いが中心となり方向感に乏しい展開。前日清算値を挟んで10ドル程度のレンジ内でもみ合い商状となった。
市場関係者の間では、FRBがタカ派維持の姿勢を崩したと投資家が判断すれば、金相場は2000ドルの大台乗せになる公算が大きいと指摘する声が聞かれた。(了)
[時事通信社]
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