〔NY金〕3日続落、1968.80ドル(3日)
2023年8月3日
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の上昇を背景に売りが優勢となり、3日続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比6.20ドル(0.31%)安の1オンス=1968.80ドル。
格付け大手フィッチ・レーティングスは1日夕、米国債の格付けを最上級の「トリプルA」から「ダブルAプラス」に1段階引き下げたと発表。これを受けて、米債券売りが活発化したことから、長期金利の上昇傾向が続いている。こうした中、金利を生まない資産である金の投資妙味が減少し、金の売り圧力となった。
ただ、翌4日に発表される米雇用統計を控えて様子見ムードも強かった。この日の朝方発表された米サプライ管理協会(ISM)の7月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)は52.7と市場予想(ロイター通信調べ)の53.0を下回ったが、相場の反応は限定的だった。(了)
[時事通信社]
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