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〔NY金〕反落、1936.60ドル(25日)

2023年9月25日

 【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米高金利の長期化観測に伴う金利とドル指数の上昇が重しとなり、反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比9.00ドル(0.46%)安の1オンス=1936.60ドル。  前週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、連邦準備制度理事会(FRB)は年内の追加利上げの可能性を示唆したほか、来年の利下げ想定回数を半減させた。さらに、前週末22日には、FRB高官らから一段の金融引き締めを支持する発言が相次いだため、この日は米長期金利の指標である10年債利回りが再び4.5%台に上昇。これを受け、外国為替市場ではドルが騰勢を強め、ドル建てで取引される金は割高感などに伴う売りに押される展開となった。  ただ、米議会では来年度予算案を巡る審議が難航し、政府機関閉鎖への警戒感が増大。また、全米自動車労組(UAW)によるストライキのほか、中国の不動産不況など、国内外で景気の先行き不安を強める材料が台頭しており、安全資産としての側面から金相場の下値は限定的だった。(了)

[時事通信社]
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