〔NY金〕8日続落、1834.80ドル=7カ月ぶり安値(4日)
2023年10月4日
【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ局面が長期化するとの観測が根強い中で軟調地合いが継続し、8営業日続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前日比6.70ドル(0.36%)安の1オンス=1834.80ドルとなり、約7カ月ぶりの安値となった。
FRB高官らのタカ派寄りの発言が相次ぐ中、金融引き締めが長期化するとの観測は根強く、利子を生まない金の圧迫要因となった。下落基調が続く中で短期的な視点からチャート絡みの売りも出やすかったとの指摘もあった。
一方で、外国為替市場ではドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される商品の割安感につながり、金の下値は限定的だった。7カ月ぶりの安値圏での値動きが続き、下値では安値拾いの買いも入りやすかった。(了)
[時事通信社]
[時事通信社]
その他のニュース