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〔NY金〕反落、2042.80ドル(3日)

2024年1月3日

 【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高を背景に売られ、反落した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比30.60ドル(1.48%)安の1オンス=2042.80ドル。  外国為替市場では対ユーロでドル買いが優勢。ドル建てで取引される金の割高感につながり、金が売られた。  米サプライ管理協会(ISM)が3日発表した2023年12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.4と、市場予想(ロイター通信調べ)の47.1を上回った。一方で、米労働省が3日発表した23年11月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人数は、前月比6万2000件減の879万件で、市場予想を下回った。強弱まちまちの内容となる米経済指標を受け、相場が一時不安定化する場面があった。  米連邦準備制度理事会(FRB)は3日午後、23年12月12、13両日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表。会合参加者は、政策金利が現在の利上げ局面の「ピークかその近辺」にあるとの見解で一致。また、ほぼすべての参加者が「24年末までの利下げ開始は適切」と予想していることを認めた。金塊相場は、これまで早期の米利下げ観測を材料に先行して買われてきただけに、24年内の利下げの可能性が改めて確認されたことで、清算値算出後は一時利益確定の売りが出た。(了)

[時事通信社]
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