〔NY金〕続落、2523.00ドル(3日)
2024年9月3日
【ニューヨーク時事】連休明け3日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル高を嫌気した売りに、続落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前営業日比4.60ドル(0.18%)安の1オンス=2523.00ドル。
米サプライ管理協会(ISM)が午前発表した8月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.2(前月46.8)に上昇。ただ市場予想(ロイター通信調べ)の47.5は下回り、製造業の景況拡大と縮小の分岐点である50を5カ月連続で割り込んだ。米景気先行きに警戒感が広がる中、PMI発表後の外国為替市場では、ドル高・ユーロ安地合いが進み、ドル建てで取引される金の割高感を嫌った売りが出た。一方、終盤にかけては値頃感から買い戻しも入りやや下げ幅を縮小した。
市場では、週末6日に発表される8月の米雇用統計から足元の雇用情勢の動向を確認し、9月会合での利下げ幅に関する新たな手掛かりを得たいとの思惑が強かった。
[時事通信社]
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