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〔NY金〕3日続伸、2646.20ドル=連日の最高値更新(20日)

2024年9月20日

 【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米追加利下げへの期待感に加え、中東情勢の緊迫化をにらんだ買いも入り、3日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比31.60ドル(1.21%)高の1オンス=2646.20ドルとなり、前日に付けた史上最高値を塗り替えた。  米連邦準備制度理事会(FRB)は今週開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.5%の利下げを決定。併せて公表した政策金利見通し(中央値)で、年内残り2回の会合でそれぞれ0.25%の下げ幅で利下げをすると見込んだ。利回りを生まない金に追い風になるとの期待が高まっており、この日も前日に続き買いが入った。また、FRBのウォラー理事はこの日、CNBCテレビのインタビューで、指標が予想通りなら年内2会合では0.25%の連続利下げが見込まれるが、指標次第では0.5%引き下げる可能性もあると発言した。  一方、イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルートを空爆したと発表。イスラエルメディアによると、ヒズボラも20日にロケット弾150発以上をイスラエルに撃ち込んだという。中東地域での緊張が高まる中、安全資産とされる金の市場に資金が流入した。

[時事通信社]
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