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　【ニューヨーク時事】３日のニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金塊先物相場は、翌４日に発表される９月の米雇用統計の発表を前に持ち高調整の買いが入り、反発した。中心限月１２月物の清算値（終値に相当）は前日比９．５０ドル（０．３６％）高の１オンス＝２６７９．２０ドル。 　米サプライ管理協会（ＩＳＭ）が午前発表した９月の米サービス業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）は５４．９と、前月から３．４ポイント上昇し、市場予想（ロイター通信調べ）の５１．７も上回った。米経済の堅調さが示唆される中、市場では利下げが想定よりも緩やかなペースで進行するとの見方が台頭。米長期金利が上昇し、利回りを生まない金は一時２６５８ドル付近まで下落した。その後は翌４日に発表される米雇用統計を控え持ち高を調整する動きもあり、相場はプラス圏へ浮上した。 　一方、イスラエル軍は３日、地上侵攻したレバノン南部で２日夜から３日未明にかけて、行政庁舎を空爆したと発表した。戦闘が激化する中、リスク回避としての金の需要も根強かった。（了）

［時事通信社］