〔NY金〕続落、2848.50ドル=週間では3.55%安(28日)
2025年2月28日
【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の一時上昇などを背景に、続落した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比47.40ドル(1.64%)安の1オンス=2848.50ドル。週間では3.55%安だった。
米商務省が朝方発表した1月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.5%上昇と、4カ月ぶりに鈍化。伸びは市場予想と一致した。価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数の上昇率は2.6%と、前月(2.9%)から縮小した。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)が物価安定目標とする2%を引き続き上回ったほか、項目別では、モノの価格が上昇に転じ、エネルギー価格も6カ月ぶりにプラスとなった。連邦準備制度理事会(FRB)が当面金利を据え置き、経済と物価の動向を見極めるとの見方を後押しするような内容と受け止められ、統計発表後に米長期金利が一時上昇。利回りを生まない資産である金の相場を圧迫し、相場は終日マイナス圏を推移した。
週初に史上最高値を更新したことを受け、利食い売りも出やすい地合いだった。
一方、トランプ米大統領は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで行った会談で、米ロ対話に疑問を呈したゼレンスキー氏を非難。米国との取引に応じなければ「手を引く」と語った。トランプ氏はさらにSNSでの投稿で、ゼレンスキー氏は「米国の関与の下では、和平に応じる用意がない」と述べたほか、大統領執務室で米国への敬意が払われていなかったとゼレンスキー氏を批判した。
市場は新規の手掛かり材料待ち。足元の景気動向や雇用情勢を見極めるため、米労働省が来週末に発表する2月の米雇用統計のほか、雇用動態調査(JOLTS)やADP全米雇用報告が注目されている。(了)
[時事通信社]
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