〔NY金〕続伸、2920.60ドル(4日)
2025年3月4日
【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、貿易摩擦激化への懸念が強まる中、安全資産としての需要が高まり、続伸した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比19.50ドル(0.67%)高の1オンス=2920.60ドル。
トランプ米政権はこの日、事前の通告通り、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国には追加関税分に10%を上乗せする措置を発動した。標的となった3カ国はいずれも米国に報復する方針を表明。中国は農産物を中心とした関税強化を発表した。カナダはいったんは米国への送電停止を示唆し、この日の午後に送電に25%の関税を賦課する方針を明らかにした。
トランプ米大統領は4月以降、この3カ国以外にも相互関税を課す意向を明らかにしており、市場は貿易戦争に発展する事態を警戒。金塊は安全資産としての観点から買われたほか、ドル下落に伴う割安感からも物色された。
景気先行き不安の台頭を受け、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に実施する利下げ回数が従来の2回から3回程度に増える可能性があるとの見方が浮上。金融政策動向を探る上で、今週予定される2月のADP全米雇用報告(5日発表)、2月の雇用統計(7日発表)の結果を待ちたいとの機運も強く、追随買いの勢いは幾分抑えられた。
[時事通信社]
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