〔NY石油〕WTI4日ぶり反発、58.32ドル(5日)
2026年1月5日
【ニューヨーク時事】週明け5日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国によるベネズエラへの攻撃を背景に買われ、4営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物は前週末清算値(終値に相当)比1.00ドル(1.74%)高の1バレル=58.32ドルだった。3月物は0.96ドル高の58.08ドル。
米国は3日、ベネズエラに対して大規模な攻撃を実施し、ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束。米軍に拘束されたマドゥロ氏は5日、ニューヨークの連邦地裁に初出廷し、麻薬密輸などについて無罪を主張した。地政学的リスクへの警戒感が高まり、原油は買いが優勢となった。ただ、世界的な需給緩和懸念が強まる中で、ベネズエラの産油量は世界全体の1%にとどまるとされ、ベネズエラ産原油の供給が停滞したとしても、大きな供給混乱にはつながらないとの観測から、原油の上値は限定的だった。
オックスフォード・エコノミクスの米国主任エコノミスト、マイケル・ピアース氏は「米国によるベネズエラの攻撃は大きな地政学的ショックではあるが、少なくとも短期的には米国内経済への影響は限定的」との見方を示した。その上で「米国とベネズエラの貿易または金融上でのつながりは、数十年に及ぶ制裁や政治的圧力の結果、現在では大幅に縮小した」と付け加えた。
一方、市場は昨年12月末以降からイラン各地で波及している抗議デモの動向を注視。トランプ米大統領は4日、イラン指導部に対して改めて介入の可能性を示唆していた。
▽ガソリン=反発。中心限月2月物の清算値は2.18セント高の1ガロン=172.00セント。
▽ヒーティングオイル=反発。2月物の清算値は2.77セント高の1ガロン=214.28セント。
[時事通信社]
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