〔NY金〕大幅上伸、4777.20ドル=1週間ぶり高値(8日)
2026年4月8日
【ニューヨーク時事】8日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、米国とイランの停戦合意を背景としたドル下落や原油急落を眺めて、大幅上伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比92.50ドル(1.97%)高の1オンス=4777.20ドルと、中心限月の清算値ベースでは4月1日以来1週間ぶりの高値となった。
米国とイランは7日夜、2週間の停戦で合意した。トランプ米大統領は、イランが事実上封鎖している原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放を条件として停戦を受け入れた。米イランは仲介国のパキスタンで10日にも和平交渉を開始する見通し。中東情勢の悪化に対する懸念がひとまず後退し、外国為替市場では「有事のドル買い」の巻き戻しでドルが対ユーロで下落。ドル建てで取引される金の割安感に着目した買いが先行した。
原油相場が急落し、節目の1バレル=100ドルを下回る水準にとどまる中、エネルギー高に伴うインフレ懸念も幾分後退した。米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利下げ期待が再燃したため、米長期金利が低下。利子を生まない資産である金の投資妙味を意識した買いが促され、相場は主に4800ドル台で推移した。取引後半でドル売り・ユーロ買いに一服感が出たため、金は若干売り戻されたが堅調地合いを維持した。
[時事通信]
[時事通信]
その他のニュース
